
El Triangle Dalinià
ダリ・トライアングル、
El Triangle Dalinià 。
ダリ・トライアングル、
El Triangle Dalinià 。
プボルとポルト・リガトとフィゲラスの各自治体を結ぶ線を引いた時、
カタルーニャの地図上に表示される40平方キロメートルの三角地帯がそれだ。
プボルにはダリがガラのために購入したプボル城があり、
ポルト・リガトにはダリの住居兼アトリエがあり今ではどちらも美術館として公開されている。
そしてフィゲラスにはダリ自身が計画から建設まで関与した、
古い市民劇場を改築したダリ美術館がある。
この三箇所は次回どうしても行きたい場所で、
しかもゆっくりと巡りたいと考えている。
フィゲラスのダリ美術館には以前2回バルセロナを訪れた際に日帰りで行っているけど、
プボル城は公開されてなかったしポルト・リガトまでは日程的に断念しているからだ。
この三箇所はもちろん日帰りでは無理だし、
1泊でもかなり厳しいんじゃないかと思っている。
そしてここが決まらないと、
他の計画も決まらない。
どう巡るのか?の前にそれぞれを調べておこう、
ということで今回はプボル城。
プボル城、
Castell Gala Dalí Púbol 。
元々は11世紀に建てられたゴシック・ルネッサンス様式の建物で、
プボル男爵領の中心地となったラ・ペラ市のプボル町にある。
ガラのために城を買うと約束していたダリはいくつかの城と交渉するもなかなか決まらず、
最終的に当時非常に荒廃していたこの城を購入することになる。
購入後ダリは修復工事を指揮して城の装飾を全く新しくし、
自分の個性を加えてガラにプレゼントした。
ガラは1971-1980年まで毎年夏をそこで過ごすことになったが、
ダリはガラから事前に書面で許可を得ない限り訪れないことに同意している。
1982年ガラが亡くなり地下室に埋葬され、
ダリは同年に初めてこの城に移り住んだ。
ここで暮らして仕事をして1983年に最後の絵画を完成、
1984年に彼の寝室で火災が発生して大火傷を負っている。
その後ダリはフィゲラスに戻り、
劇場美術館のガラテア塔でごした。
ダリもプボル城の地下室に埋葬される予定だったが、
代わりに終の棲家に埋葬されている。
ちなみにダリの最後の絵画は La queue d’aronde — Série des catastrophes 、
ツバメの尾 — カタストロフの連作。
ルネ・トムの数学的カタストロフ理論に基づく、
シリーズの最終作品。
今この作品は、
フィゲラスのダリ美術館にある。
さてプボル上は、
1996年にガラ・ダリ城ハウス・ミュージアムとして一般公開されている。
庭園には長い脚を持つ象の彫刻、
プールにはリヒャルト・ワーグナーの胸像が置かれている。
内部は城で展示するためにダリがガラに提供した絵画やデッサン、
オートクチュールのドレスのコレクションや城を飾っていた家具や数多くのオブジェがある。
地下には、
ガラが眠るお墓。
訪問可能エリアは盾のサロン / ピアノホール / ガラの部屋・浴室 / 図書室 / 客室 / 屋根裏部屋 /
ディーラールーム / ダイニングルーム / 地下室 / ガレージのある十分の一室 / 庭園とプール。
![]() | Gala Dali, s/n, 17120 Púbol, Girona Ver Mapa |
![]() | 別で☟ |
![]() | 3/1~14: 10:30-16:15 3/15~6/30 & 9/9~11/2: 10:30 -17:15 7/1~9/7: 10:00 – 18:15 1/1~1/6 & 11/4~12/13: 10:30 – 16:15 |
![]() | 3/1~14: 月曜日 3/15~6/30 & 9/9~11/2: 月曜日 ※4/14.21 & 6/9.23除く 7/1~9/7: 無休 1/1~1/6 & 11/4~12/13: 月曜日.1/1.12/25 ※1/6.11/10.12/8.28営業 1/7~2/28: 休み |
![]() | 1/1~6/30: 10€ 7/1~8/31: 12€ 9/1~12/31:10€ ※3ヵ月先まで購入可 ※10:30-16:30の15分刻み(最終入場は閉館の45分前) ※チケットオフィス料金 +2€/人 |
![]() | 2時間 |
![]() | 〇 |
![]() | castell-gala-dali-de-pubol |
ここのアクセスは3カ所の中では最も厄介で、
訪れるハードルが高いと言えば高い。
列車で行くとすると Barcelona-Sants を出発して1時間半ほど、
最寄り駅は Flaçà になる。
Flaçà からプボルまでは4kmあって、
徒歩で行くとなると1時間以上はかかるのでこれは結構キツイ。
田舎の何もなさそうな道みたいだし、
これは何とか避けたい。
バスはあるのか?というと、
駅から徒歩2分のところに Flaça (Dir. Palamos) というバス停がある。
そこからバスに乗って5.6分の最初のバス停 La Pera, Gasolinera (Dir. Palamos) で降りると、
あとはそれでも徒歩20分くらいかかるけどこれならまあ許容範囲か。
タクシーは?というと、
田舎なので駅前に停まっているかどうか?はわからない。
停まっていれば、
僅か6.7分で到着することになる。
呼んでもらうという手もあるけど、
すぐに来るのか?本当に呼んでくれるのか?はわからない。
でもそういうのが、
案外自由旅行の面白みだったりもするんだけど。
もう1つの行き方としては、
Girona まで行ってバスでというのがある。
こちらは Barcelona-Sants から AVANT で出発して、
Girona には39分で到着するから時間節約になるかもしれない。
Girona からはバスで40分くらい乗って、
Flaçà の時にも出てきた La Pera, Gasolinera (Dir. Palamos) で結局降りて徒歩20分ほど。
Flaçà からタクシーに乗れれば楽だけど、
そうでなければ同じことになるのであとは時間的にどうなのか?ということになる
ちょっと、
シミュレーションしてみる。
ガラ・ダリ城ハウス・ミュージアムに、
11時入場しようとするとこんな感じ。
MD 15077 Portbou 行き 1時間38分 7駅目
バスの時間まで30分空く
タクシーがつかまれば10時前に到着
42線 Girona-palafr 行き 6分 1駅目
徒歩で20分ほど
11:00のチケットで見学 所要時間1時間半
タクシーがあったら庭園を先に見て10:30分のチケットで見学
AVE INT 09737 Lyon Part Dieu 行き 39分 1駅目
バスの時間まで1時間近く空く
40線 Girona-palafr 行き 所要時間41分 12駅目
徒歩で20分ほど
11:00のチケットで見学 所要時間1時間半
なんとまあ、
出発は3分違いで到着は全く同じになった。
バスの待ち時間は Girona 経由だと1時間もある、
もし Flaçà でタクシーがあれば明らかに Flaçà の方が良いとなる。
列車やバスの時間が行く時も同じだったら、
これはもう Flaçà 経由で決まりになる。
駅からのタクシーの件だけど、
地図で見ると駅構内に Taxi enjoy Flaça というタクシー会社がある。
ここに頼めば、
タクシーがいなくても何とかなるんだろうか?
他にも例えば Forn Marull というベーカリーが駅前にあるので、
そこで朝食のパンを買ったついでにタクシーを呼んでもらうように頼んだりできないだろうか?
いずれにしてもバスの時間まで30分あるんだから、
試す価値はあるかもしれない。
ちなみに、
ここからこのままの流れでフィゲラスに行くとなるとこうなる。
プボル城を後にしてバス停へ 徒歩20分ほど
プボル城でタクシーを呼んでもらえたら楽
もう少し余裕を持つなら13:40出発の選択もあり
41線 Plf-la Bisbal-girona 行き 6分 1駅目
13:40出発なら14:02のバス11線
バス停から駅まで徒歩2分
14:02のバスなら14:05に到着
MD 15079 Figueres 行き
14:05なら列車は14:22 MD 15005 Figueres 行き
14:22の列車なら14:44着
意外に近くて、
1時間くらいで到着する。
この後ダリ美術館とダリの家(卵の家)を巡る計画だけど、
フィゲラスで1泊してカダケスに行くのか?夜のうちに行くのか?悩ましいところだ。
1泊するなら、
せっかく行ったプボル城周辺の散策もできる。
しないならプボル城周辺もフィゲラス滞在も短く、
結構ハードなスケジュールになる感じだし…。
まあ、
よく考えてみよう。
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