
個人コレクションを元に設立された美術館
プラドとソフィアと並んでマドリード三大美術館の1つといわれているのが、
ティッセン・ボルネミッサ美術館 Museo de Arte Thyssen-Bornemisza 。
ティッセン・ボルネミッサは、
人の名前。
その人物が、
ドイツの実業家ハインリヒ・ティッセン=ボルネミッサ男爵。
彼と息子のハンス・ハインリヒが19~20世紀に収集した、
個人のコレクションを元に設立された美術館なのでプラドやソフィアとは成り立ち方が異なる。
ココは息子のハンスがミス・スペインだったカルメンという女性と結婚したことを期に、
コレクションをスペイン政府に寄付したものが中心となっている。
アト―チャ駅の近くのソフィア王妃芸術センター、
その北にあるプラド美術館の更に北に位置する。
この建物自体は18世紀のもので、
かつてはビジャエルモサ公爵の邸宅だった。
その後は銀行になったりプラド美術館の特別展の会場になったりもしたが、
1992年にティッセン・ボルネミッサ美術館として開館している。
2004年には拡張されて、
男爵未亡人カルメン・セルベラ所有の個人コレクションが展示されるようになった。
個人コレクションだということで、
どうしても他の2館と比較するとその収蔵作品は見劣りしないでもない。
それでも、
その幅広いコレクションはなかなか魅力的ではある。
ここにある作品はプラドやソフィアに展示されている作品群を補完していて、
それまで展示されていなかった数多くの外国人画家の作品を提供している。
イタリアの中世絵画から始まって、
1980年代の抽象芸術と具象芸術までと確かに幅広い。
幅広いと内容が薄まりがちだけど、
そんなことはなくてかなり充実したコレクションになっている。
無料時間
ティッセンは、
プラドやソフィアよりは混んでいないみたいだ。
そんなティッセンにも無料の時間が同じようにあるんだけど、
毎日あるわけではない。
- 月: 12:00-16:00
- 土: 21:00-23:00
ただ月曜日に当たれば、
4時間とそこそこ長い時間見ることができる。
ここなら4時間あれば充分という気がしないでもないので、
月曜日にココを無料で見るという選択肢はありだ。
ちなみに土曜日の2時間無料、
これは実はユニクロの協力でユニクロサタデーということらしい。
意外なところで、
意外な活動をしているんだなあユニクロ。
パセオ・デル・アルテ・カードじゃなくて良くなるじゃん
もし月曜日にココに無料で入るとするとなると、
3館共通券のパセオ・デル・アルテ・カードじゃなくても良いということなる。
ココを無料で見るんだったら、
今現在プラド15€ / ソフィア12€の27€で済む。
パセオ・デル・アルテ・カードは今現在32.80€だから、
単館購入の方がお得なわけだ。
でも月曜日に当たるかどうか?
が問題だ。
もし月曜日にマドリードに居たら、
それはありとなる。
そうなるとソフィアは火曜日休みだから、
月曜日ティッセン~火曜日プラド~水曜日ソフィアという流れになる。
そう組めるかどうか?はわからないけど、
選択肢の1つとして持っておこう。
基本情報
![]() | P.º del Prado, 8, Centro, 28014 Madrid Ver Mapa |
![]() | ・地下鉄: Banco de España (L2), Sevilla (L2) ・バス: 001, 10, 14, 19, 27, 34, 37, 45, C03, N9, N10, N11, N12, N13, N14, N15, N17, N25, N26 ・近郊電車: Madrid-Atocha, Madrid-Recoletos, Madrid-Sol ・BiciMAD: Marqués de Cubas, 25 |
![]() | 火〜日: 10:00-19:00 月: 12:00-16:00 ※土曜日は特別展の開館時間延長~23:00 |
![]() | 1月1日、5月1日、12月25日 |
![]() | ・一般入場料: 14€ ・オーディオガイド付: 19€ ・アートブック付: 20€ ※無料:月: 12:00-16:00 / 土:21:00-23:00 ※3ヵ月後まで購入可 ※10:00-17:45 15分刻み |
![]() | 3時間 |
![]() | 〇 |
![]() | museothyssen |
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