スペイン1986年の記録7: 日帰りトレド

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トレドってどんなところ?

カスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都、
そしてトレド県の県都。

現在のフランス南部からイベリア半島にあたる地域を支配したゲルマン系王国、
かつて(418年 – 720年)の西ゴート王国の首都。

ゲルマン文化・ローマ文化・キリスト教文化を融合させ栄えた、
いわゆる『三文化の都市』。

最初に訪れた1986年に、
トレド大聖堂など旧市街全域が古都トレドとしてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

マドリードからは、
南に70Kmほど。

トレドへ

2回目の時は パラドール・デ・トルド(Parador De Toledo) に宿泊したけど、
1回目は日帰りで向かった。

今ではスペインの国鉄 Renfe の高速鉄道(AVA)が、
1時間に1本の頻度で出ていて30分で到着する。

けど当時はアト―チャ駅から普通の列車で、
確か1時間半くらいかかった気がする。

アト―チャ駅も今は植物園になっているところがホームで、
昔の映画に出てくるような佇まいで素敵だった。

トレドの駅舎もとてもキレイで素晴らしかった、
という記憶がある。

ただ例によって、
写真はない。

トレド旧市街へ

トレド駅から市内までは、
徒歩で向かった。

旧市街の中心であるソコトベール広場までだと、
多分2・30分はかかる。

でも駅からタホ川に架かるアルカンタラ橋までなら、
10分ほどで到着する。

移動手段としてはバスやタクシーもあったけど、
どうせなら徒歩でアルカンタラ橋を渡って旧市街に行きたかったのだ。

トレドで食事

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そのアルカンタラ橋を渡る手前のレストランで、
食事をしたことはよく覚えている。

レストランテ・ラ・クバーナ(Restaurante La Cubana)、
Cubana はスペイン語でキューバ人だけどキューバ人経営だったのかな?

今もあるのか?と調べてみると建物はまだあるみたいだけど、
どうやら店はたたんでしまったようだ。

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口コミ評価が最悪なものもあったけど、
逆もあったりしたので悪評で潰れたというわけではないだろう。

当時ここで食べた時の印象は、
決して悪くなかった記憶がある。

2人で2,125ptsと、
1人1,000円ちょっと。

下の写真の右の絵ハガキは、
そこで頂いたものだ。

ここでは何を食べたのか?というと、
レシートには 2 Menú Casa と 1 Zumo と書かれている。

要は、
Menú de Casa とジュースということになる。

次回はいったいどのあたりで食べるのが良いだろう?
調べておかないと。

オルガス伯の埋葬(El entierro del Conde de Orgaz)

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坂道と細い路地が織りなす迷宮のような旧市街、
確かにココは観光するには相応しいところだった。

ただ何となくブラブラ歩いているだけでも、
すごく良かったという記憶がある。

そんな中で、
必須だったのはグレコの作品。

サント・トメ教会にある1586年から1588年にかけて描かれた、
オルガス伯の埋葬(El entierro del Conde de Orgaz)。

絵葉書で見るとそんなに大きな作品には見えないけど、
実際には460×360㎝もある大作。

この作品を前にした時には、
ゲルニカ同様しばらく動けなかった。

これは、
当然次回も必須になる。

トレド大聖堂(Catedral de Toledo)

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スペイン・カトリックの総本山トレド大聖堂(Catedral de Toledo)、
ココも次回もやはり必見となる。

予備知識はほぼなかった中での訪問だったけど、
とにかくそのスケールの大きさだけでも感動的だった。

内部の記憶が何となく残っていて、
他よりも印象的だったことは間違いない。

サンタ・クルス美術館

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ここには次回行きたいと思っているんだけど、
1986年にも実はちゃんと行っていた。

チケットの半券がこれも残っているわけだけど、
全く記憶にない。

アルカサル(Alcázar de Toledo)

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あと記憶がほぼ無いに等しいのが、
アルカサル(Alcázar de Toledo)。

トレド旧市街の最も高い位置の標高548mの丘にあって、
4隅に尖塔のある均整のとれた近代的な建物。

元は3世紀にローマ帝国の宮殿があった場所に、
11世紀にイスラムの支配からトレドを奪還したアルフォンソ6世が要塞に改築したもの。

現在の建物は皇帝カルロス5世が帝王にふさわしい邸宅を立てるよう命じて改築させたものが、
今のような形の原型と言われている。

内戦中の1936年に共和国軍包囲戦で破壊されたが、
再建されて現在は軍事博物館となっている。

景色的にはありだとは思うけど、
現段階ではわざわざ行かなくても良いかなと思っている。

エル・グレコ美術館(Museo del Greco)

1986年も1991年も行けなかったのが、
エル・グレコ美術館(Museo del Greco)。

休業日だったのか?何かの理由で閉館していたのか?
は忘れたけどとにかく行けなかったことだけは間違いなくて未だに残念に思っている。

なので次回はさすがに3度目の正直ということで、
何としても行きたい必須の場所になっている。

今にして思う他に行くべきところ

結局1回目のトレドは日帰りだったが、
エル・グレコ美術館以外の訪れたかったスポットは訪れたので充分満足できた。

2回目はパラドール・デ・トルドに宿泊したかったので、
トレドに1泊したけど訪れたところは1回目と変わらなかったはずだ。

ただ情報が簡単に手に入る今となっては、
他にもココは行っておきたかった!とか今度は是非行きたい!という場所がいろいろ出てくる。

そのあたりも含めて、
行きたいところの情報はまた別で調べていきたい。

地図




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