スペイン1986年の記録4: マドリードで食べる

restaurante-platero

マドリードで何食べたっけ?

さてマドリード最初の食事はマックだったけど、
その後はどうしたんだっけ?

朝はホテルで食べていたような気がするんだけど、
これも定かではない。

その後の昼や夜にしても、
多分行き当たりばったりだったはずだ。

今みたいに、
事前にココは良さそうだぞとネットで予め探しておくなんてことはできなかった時代だ。

確か『地球の歩き方』という本には、
いろいろとレストランも紹介されていたので参考にしたかもしれない。

なにしろ当時この本はかなり貴重な情報源で、
唯一具体的にアレコレと載っていたものだった。

とは言えスマホもないし土地勘だってないわけで、
そんな中で掲載されているお店を地図を見てわざわざ探すというのもちょっと面倒だった。

そんなわけで結局あまり観光客がいなさそうなところを選んで、
何となくここは良さそうだぞという感じでお店に入って地元の人たちに混ざって食べていた気がする。

そうやって直感で選んだお店は、
どこに入っても基本的に美味しかったし雰囲気も良かった記憶がある。

全く口に合わないとか、
価格と料理のギャップが激しいとかいうことは皆無だった。

今ではさまざまな情報を事前に写真やコメント付きで得ることができるけど、
案外その場の直感ってやつは大事だったりするのだ。

そうは言っても、
今となってはスマホが必需品なことには変わりない。

海外でスマホって普通には使えないはずだけど、
そのあたりのことも調べておく必要があるな。

Menú del día

ところで、
旅行中はいったいどんなものを食べていたんだろう?

当時は今とは違ってこれもスマホもなかったし、
料理の写真をいちいち撮るなんていう発想自体がなかった。

今だったら、
間違いなくアレコレと撮るはずだけど当時はそんな感じだったのだ。

なので、
料理を思い出す材料なんて殆どない。

ただ Menú del día とか Menú de la casa と呼ばれる、
そのレストランの日替わり定食みたいなものを食べていたことだけは間違いない。

いわゆる日本的に12時のランチを食べるのではなく、
午後遅くにこれを食べていたのかもしれない。

結構ボリュームがあるので、
これを午後遅くに食べてしまうと夜のごはんはもういらないという感じだったような気がする。

当時はバル巡りをするわけでもなくそんなに遅くまでブラブラしたりはしなかったので、
案外早めにホテルに戻って眠っていたはずだ。

レストラン・プラテオ のレシート

ちなみに上の写真は、
マドリード到着の日に食べたらしい Restaurante Platero のレシート。

ロバのイラスト、
これがなかなかカワイイ。

レシートを見てみると多分これも Menú del día になるんだろうけど、
書かれた文字がちゃんと読めない。

Pan と Bebidas と Postres あたりは何となく読めないこともないんだけど、
真ん中の2行がわからない。

わからないけど多分前菜と主菜なんだろう、
最後はコーヒーかな?わからないのでちょっとモヤモヤする。

このお店って今でもあるのか?と調べてみたけれど、
残念ながら見つからなかった。

とにかくこのお店に限らず Menú del día はまず美味しかったし、
量もそれなりに多くてコスパはかなり高い。

今でもこのシステムはあるんだろうか?
あったとしても価格はきっと上がっているに違いない。

ただ、
今度スペインに行ったらコレのお世話になるのか?というと多分頼むことはないと思う。

それだったらバルを何軒か巡って、
軽く呑みながらタパスを食べるというスタイルになるはずだ。

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