
ガウディ建築
スペインは国内の全てのガウディの建築群を世界遺産登録申請したけど、
登録を許可されているのは現在7カ所になる。
- グエル公園
- グエル邸
- カサ・ミラ
- カサ・ビセンス
- サグラダ・ファミリアのご生誕のファサードと地下聖堂
- カサ・バトリョ
- コロニア・グエル教会地下聖堂
どういう順番で行ったのか?は覚えていないけど、
1986年これらは全て行っているしさすがに写真も撮っている。
これ以外にも、
グエル別邸のドラゴンの門にもちゃんと行っている。
当時は中に入れないスポットもあったけれど、
今ではどこも内部の見学ができるようになっている。
その分だけ入場料は高いし、
予約必須だったりするけれどこれはまあ仕方がないことなんだろう。
これからも残していくにはそれなりに資金が必要だし、
残していかなければいけないものだから良しとするしかない。
それにやはり内部見学できるというのは、
お金に代えがたいものがある。
グエル公園

グエル公園、
Parc Güell 。




ここは、
とにかく楽しかった。
ある意味ただの公園なんだけど、
ガウデイが手掛けると普通の公園ではなくなるのだ。






こんな公園が近くにあったら、
休日の過ごし方が変わるだろう。




それで当時は、
ただ普通に公園として入れた。




でも2013年からは有料になってしまい、
今ではチケットをオンライン予約しないと入れないらしい。

確かに、
お金を払ってでも見ておきたいところではある。


それでもちょっとだけ何だかなあと思うのは、
以前を知っているからなんだろう。

でも当時は入れなかったはずの守衛小屋は、
今ではガウディのデザインに関する写真や映像がある博物館になっている。

あとガウディの旧邸宅兼モデル・ハウスも同様で、
ガウディが手掛けた家具やオブジェや図面等が展示されているガウディ博物館になっているみたいだ。

そういった付加価値ありの有料だから、
まあ悪くはない。
グエル邸

グエル邸、
Palau Güell 。

今ではグエル邸の中に入ることができるみたいだけど、
当時は外から眺めるだけだった。

ただ運が良いことに訪れた際、
向かいのガウディ・ホテルに長いこと泊まっている日本の方に出逢ったのだ。

その人の部屋はちょうどグエル邸の屋上の煙突・換気塔が見えるところに位置していて、
写真を撮らせてもらえたのは嬉しかったなあ。
カサ・ミラ

カサ・ミラ、
Casa Milà 。

ガウディ54歳の時の設計で、
1906-1910年に実業家のペレ・ミラと妻ルゼー・セギモンの邸宅として建設されたもの。

ここも当時は、
外から眺めて勝手に入口を抜けるところくらいまでしか見られなかったはずだ。

ここも今では、
ちゃんと内部の見学ができる。

確か1990年に行った時は、
内部見学をしている。
カサ・ビセンス

マヌエル・ビセンスと家族の住居として建設されたのがカサ・ビセンス、
Casa Vicens 。

1878年から1880年にかけて建てられたこの建物は、
ガウディの初期の重要な作品。

ここも当時は、
外から眺めることしかできなかった。

今ではアンドラ公国のモラバンクが2014年に購入、
2017年に一般公開しているので中を見学することができる。

ここに行った時、
ちょうど小学生たちが向かいの歩道からこの建物を写生していたのに遭遇。

近くに学校があったから、
そこの子供達だったんだろう。

40年近くも昔だから、
このコたちももうおじさん・おばさんになっているわけだけど。
サグラダ・ファミリア

未だに未完のサグラダ・ファミリア、
Sagrada Família 。
ここの写真は相当な数を撮っているので、
ほんの一部を載せておく。






今の進捗ぶりには驚かされるが、
まだまだ当時は全然完成には程遠い状態だった。



内部は工事現場そのものだったし、
あと200年くらいかかるなんて言われていたけど本当にそんな感じだった。



そういった時代の姿を見ることができたのは、
今思えば貴重な体験だったと言えるだろう。



でも本当にそう思うのは、
今の姿を実際に見た時なのかもしれない。
カサ・バトリョ

元々は1877年に建設された建物で、
その後ガウディが1904-06に改築を行ったのが今のカサ・バトリョ Casa Batlló 。

ここも当時は外から眺めるだけだったけれど、
2002年から一般公開されている。





屋上が見たくて、
裏手のビルに上がって写真を撮った記憶がある。
コロニア・グエル教会地下聖堂

他とは違って少し離れた場所にあったのがコロニア・グエル教会地下聖堂、
Cripta de la Colònia Güell 。




Espanya からカタルーニャ公営鉄道 (FGC)を利用して、
最寄り駅のColònia Güell までは25分くらいで着く。



当時は内部見学はTELをして、
と地球の歩き方(その頃唯一の情報源だったはず)に書いてあった。

電話したってカタルーニャ語が話せるわけでもなく、
それでも外観だけでもと思って行った記憶がある。


ただ実際に行って外から眺めていると、
管理をする方だったんだろうか?中を見たいか?みたいに訊いて下さったので当然お願いした。


もちろん他に見学者などは誰もいなくて、
見終わったら言ってくれという感じで中に入れて頂いた。


帰る時には、
わざわざ雨の中を駅の近くまで送ってくれた。
下の写真はその方が帰っていくところで、
改めてお礼を言うと手を振ってくれた場面だ。
忘れていることが多いのに、
この時のことは今でも鮮明に覚えている。

グエル別邸

もう1カ所訪れたのがグエル別邸、
Pavellons Güell 。

エウセビオ・グエルと、
ガウディの記念すべき最初のコラボ。

今は邸宅は現存していなくて、
厩舎と調教舎と門衛館と正門と塀が残るのみになっている。

ここのメインはやはりドラゴンの門だろうけど、
確かにわざわざ行ってみる価値はあった。

地図
というわけで…
今回ほど写真が多い回はないだろう、
というくらいアレコレ載せてみた。
他の写真は本当になかったりするんだけれど、
ミロ美術館とガウディ建築群の写真はかなり多い。
それだけ関心が高かったというか、
撮りたい衝動に駆られたんだろうと思う。
それにしてもガウディ建築群は、
今では当時と違って内部見学できるんだから嬉しい限り。
ただ予約しなければならず時間に縛られるのがちょっととなるんだけど、
それでもそれだけの価値はあるだろう。
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