トレド: エキシビジョン・ホール ‘サンタ・フェ’

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サンタフェ修道院

サンタクルス美術館併設のサンタフェ修道院、
Convento de Santa Fe。

コメンドラス・デ・サンティアゴ修道院、
Monasterio de Comendadoras de Santiagoとしても知られている。

古代イスラムの遺跡の上に建てられたもので、
文化遺産 Bien de Interés Cultural に登録されている。

エキシビジョン・ホール ‘サンタ・フェ’=ロベルト・ポロ・コレクション

そんな歴史ある建物も今ではエキシビジョン・ホール ‘サンタ・フェ’、
Exhibition Hall ‘Santa Fe’ という施設になっている。

ココはサンタクルス美術館のお隣にあって、
わずか徒歩3分のところ。

現在ココでは2023年からロベルト・ポロ・コレクション、
Colección Roberto Polo が開設されている。

キューバのハバナで1951年に生まれたアーティスト、
ロベルト・ポロが集めたコレクションが展示されている。

この展示は、
かつて修道院だった16の部屋と回廊で行われている。

戦間期のリアリズム・抽象画や、
1990年から現在までの作品など総作品点数は250点あまりだからそんなに多くはない。

ただ、
ある意味この建物には似つかわしくないタイプのアートがココではいろいろ見られるわけで。

元々修道院だった古い建物の中に出現した現代アート、
こういったギャップはこのようなハコがない限りそうは実現しない。

なので、
これはトレドだからこそできたとも言えるわけでなかなか楽しそうだ。

こういったギャップは、
ある意味より作品を引き立たせているのかもしれない。

どんな作品があるのか?
ちょっと調べてみるとなかなか面白いものがある。

サイトで収蔵作品を少し見てみたけれど、
そこには実際に見ておきたいと思わせるような内容が詰まっている。

特に印象に残ったのが、
オランダ人女性マリア・ローゼンの作品かもしれない。

レッド・ローセナリー
Red Roosenary 。

これはかなり強烈で、
記憶に留まり続けるだろう。

この作品は16世紀の聖母の彫刻にぶら下がって床に伸びている、
赤い吹きガラスのロザリオ・アトリウム

古い彫刻に施された、
赤い吹きガラスのギャップはまさにココの展示の1つの象徴的な作品となっている。

写真でさえかなりのインパクトなんだから、
実際に1度見たら決して忘れられないだろうと思わせるものだ。

他にも有名なアーティストの作品だけど、
あまり知られていないものが多数、

例えばウジェーヌ・ドラクロワ、
オノレ・ドーミエ。

例えばアンリ=エドモン・クロス、
ジョルジュ・ラコンブ。

例えばカール・シュミット=ロットルフ、
マックス・ヘルマン・ペヒシュタイン。

例えばワシリー・カンディンスキー、
オスカー・シュレンマー。

例えばクルト・シュヴィッタース、
ラズロ・モホリ=ナジ。

例えばマックス・エルンストなどなど…、
決して数が多いわけではないけれどなかなか充実したコレクションになっている。

しかもこの作品たちは、
今のところ無料で見られるというのだからこれは結構驚きだ。

もちろん無料ではなくて入場料がかかったとしても、
是非訪れたい場所ではあるのは間違いない。

ただこれは好みの問題で、
興味ない方にとっては何が面白いわけ?となるかもしれない。

主観は主観であって、
共感を得るかどうかはわからない。

そんな主観を正しいものだとして振りかざす人たちもいるけど、
自分はそうはしたくない。

ただ無料だからお金は無駄にならないわけで、
もちろん時間は無駄になる可能性もあるけど。

それでも、
ココは少しでも時間をとって訪れたいスポットではある。

基本情報

Dirección Dirección P.º del Miradero, 1, 45001 Toledo Ver Mapa 
Horario Horario 月~土 10:00-18:00
 日: 10:00-15:00
Horario Cerrado 無休
Tarifas Tarifas 今のところ無料になっている
所要時間Tiempo requerido 1-2時間
camera Fotografía 〇
Tarifas WEB coleccionrobertopolo

地図

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